薫、切り絵

2012年10月21日

新しい場所へ

先月、今月と何人もの人が
会社を辞めたり(辞めようとしたり)、
引っ越しで遠くに行ったり、
遠くから地元へ帰ってきたり、
新しく仕事を始めたり、
新しいことに挑戦したりと
新しい場所に行く話をよく聞きました。
その中には私にとってショックなことも多々ありました。
新しい場所に行くと言うことは
その場を離れなくてはいけません。
それで何かを得るかもしれないけど
何かを捨てなくてはならないことも。
切なくて新しい場所に行ってほしくない気持ちと
新たな場所で何かを見つけるであろう期待と
他人事ながら自分の気持ちがこんなに動いていることに
ちょっと驚きました。
切り絵をはじめていろんな人との縁ができ
いろんな方の生き方や考え方をみることができます。
そんな縁を考えながら次の作品の下描きを描いています。
気持ちを絵に表すのは難しいです。
昨日も1日、その表現に四苦八苦。
模造紙に何枚も描いて描いて描いて・・・・
でもなんだかしっくりきてません。

今日もがんばってみます!



個展用DMのデザインがほぼ完成しました。
今週印刷予定です。
今回のDMは
カメラマンの田中さんに作品の撮影をしてもらい
キッタハッタ展の題字を永田サレンさんに
デザインを前原さんにお願いして完成したDMです。
ものすごく気に入ったDMになりました!
完成したらnewsにアップします。

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お客さんから贈られたお花。
事務所が花の香りで包まれていい感じです!
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2012年10月06日

撮影

昨日、知り合いのカメラマンさんに
個展のDM用写真を撮ってもらいました。
切り絵の作品を3枚スタジオに持っていきました。
3枚中2枚が縦1mくらいあるので運ぶだけでも一苦労。
作品を額から出して壁に設置。
ライティングで反射具合を調整しながら撮影してもらいました。
こんな感じで壁に飾ってまじまじと見ていなかったので
自分自身もお客さんになった気分でながめてました。
撮影を横で見ながらこの大きな作品を作っていた
4ヶ月間を振り返ってました。
そして早くこの作品をギャラリーに飾りたい気持ちになりました。


10月中旬にはDMが完成しそうです!
今回のDMはプロのカメラマンさん、書家さん、
デザイナーさんに作ってもらうので自分自身も楽しみです!

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posted by kaoru at 15:36 | Comment(0) | 日記

2012年10月03日

10月になりました

あんなに暑かった夏が嘘のように
朝夕は涼しくなりました。
10月1日の朝、愛宕神社に一日参りに行ってきました。
神社に向かう階段は上がる度に
何か不要なものを落としてくれて
心が清々しくなります。
迷いや焦りは日々変わりながら襲ってきますが、
喜びや励ましがそれらをふっとばしてくれたり
毎日毎日いろいろな心の変化を感じます。
個展用のメイン作品がようやく完成し、
次の作品にも取りかかっています。
なので少し心がほっとしています。
ただ、これだ!という作品がまだできていないので
あと残り2ヶ月ちょい、もう少し考えてみたい
なって思っています。

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愛宕神社のハトたち。
このあと境内に売っていたハトのエサをやって
ハトの大群に囲まれてちょっと焦る(笑
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2012年09月29日

お世話になりました

昨日、映画を見た帰りに
エスニック料理のお店に立ち寄りました。

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この店は私が一番長く通った店でした。
初めて行ったのは短大の時で
学校の先生からおごってもらいました。
エスニック料理を食べたのが
初めてだったのでかなり味が刺激的でした。
社会人になってもよく行っていて
タイ人のシェフに毎回挨拶していたら
顔を覚えられてよく話をしました。
タイ語で初めて覚えたことばが
「コップンカー」でした。
彼が両手を合わせて私にいつも言っていた言葉だったから。
シェフは私の個展にも来てくれて
水牛の切り絵を気に入って買ってくれました。
そんなお店が9月いっぱいで閉店ということで
昨日行ってきたんです。
長い年月でいろいろメニューが変わったりしましたが
雰囲気と料理全体が好きだったので
いろんな人を連れて何度も何度も食べにいきました。
2階を貸し切って忘年会をしたりもしました。

帰り際、レジをしていたオーナーさんが
「もうおじいさんになってしまったんで引退します」
ってちょっと寂しそうに笑いながら言われました。
「長い間、本当にありがとうございました。
ごちそうさまでした」
と私が頭をさげると、
また彼がいい笑顔で見送ってくださいました。
今後、この店は名前を変えて、オーナーが変わって
またエスニック料理やになるそうでした。
でも、それは私が今まで行った店とはやはり違う店。
本当に寂しく切ない気持ちでした。


今日は新しい作品に取りかかっています。
紙に着色し、それの乾燥待ちにこの日記を書いています。
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posted by kaoru at 14:46 | Comment(0) | 日記

2012年09月23日

もうすぐ完成、そして新たなスタート

4ヶ月かかった作品がもうすぐ完成します。
下地の墨が乾く間、次の作品の下描きを描いていました。
次も屋久島の樹です。
今回の樹は今年4月に屋久島に行った際、初めて見た樹でした。
その日は滞在期間中、一番雨の降った日でした。
旅館の人たちが「今日は雨がひどいから
登山道が封鎖するかもしれないよ」って
心配されるくらい雨が降った日でした。
車で登山口まで行ったんですが
あまりの雨のひどさに車から出るのを
しばらく躊躇しました。
雨に濡れる心配より
これは危険なんじゃないかという心配の方が大きく
行くか行かないか悩んでいました。
私の頭の中にこの樹を見て、作品にしたいという思いが
屋久島に行く前からありました。
写真集で見たその樹に一目惚れしていて
できたら自分の目でその樹を見てみたいって思っていたからです。
なので見れずに引き返すことがものすごく辛かったのです。
「行けるところまで行こう。私は大丈夫」
そう言ってくれた友人の言葉がどんなに嬉しかったことか。
下描きをしながらその時のことを懐かしく思い出しました。
その樹までたどり着いたんですが
雨はひどくなるばかり。
登山道は川のように水が流れてきて
登山靴がくるぶしくらいまで水につかることもありました。
その樹を見たあと、その先に行くのを断念して
私たちは車に引き返しました。
下山しながら私たちはまたここにもどって
この先へ行こうと約束しました。
それまでこの先の風景は楽しみにとっておくことにします。
あと2ヶ月半と個展が迫ってきました。
こっから先は作品作りだけでなく
DM作り(その前に撮影!)、配送見積もり、配置などなど
いろいろ考えていかないといけないです。
そして本業のイラストの仕事も。
後悔のないよう一個一個片付けていきたいと思います。

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見たかった樹ではないんですが、人が入れるくらいでっかい樹。
それだけでワクワクしませんか?
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2012年09月15日

ロンドン帰国

12日の夜、ロンドンから無事に帰国しました。
5日ぶりの我が家がすごく懐かしかったです。

何から書いたらいいのかなあ・・・
って悩むくらい、いろいろ心に動きがありました。
こんなに涙した旅行はありませんでした。
実は今、これを書きながら思い出して泣いてます。
でも今の涙はなんで泣けているのか、実はよくわかりません。
あまりにいろいろ思うところがありすぎて・・・

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パラリンピックのマラソンで副島さんが4位だったことは
本当に悔しかったし、
「畜生!」と言ってうなだれている彼の
背中を思い出すと今でも胸が苦しくなります。
それを見ている応援団の表情も
どう表していいかわかりません。
でも涙したのはそれだけではなく
副島さんが途中、接触事故で最後尾なったけど
怒濤の追い上げで1位までなった時は
目に涙をためてみんなと抱き合いながら喜びました。
他の遅れた選手に向けられる温かい声援も
本当に心を震わせられました。
テレビとかでは伝わらない、そこに行った者しかわからない
空気感ってあるんだなってあらためて思いました。
ほんとは他にも涙ポイントはありましたが
あとは心にとどめておきます。



出発前に友人から
「今回のロンドンがなにか作品作りのヒントになるといいね」
って言われました。
町並みは美しく、本当に感動しました。
でも私が惹き付けられたのは地下鉄やバスで見た
いろんな人種の人々でした。
日本人とは違う、その容姿に目が釘付けでした。
子供の横顔、おじいさんの優しい目、黒人女性の美しいドレッド
一日中、地下鉄の中で彼らをスケッチし、
これらをなんらかのカタチにしてみたい
衝動にかられました。
切り絵をはじめて2年以降、
ある理由から人間の切り絵をほとんど作らなくなりました。
今回の旅行で人間をまた切り絵でやってみたいなって思いました。
ぜひ、またロンドン、または他の国に行って
人間スケッチをしてみたいって思いました。

今回の旅行では
マラソン前日に副島さんの奥さんの希望で
パワースポットで有名なグラストンバリーというところに行きました。
私はぜんぜん知らない場所だったので
一緒にいく2人についていきました。
電車とバスを乗り継いで片道4時間くらいかかりました。
丘の上に古い聖堂がたっている場所でした。

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360度景色が一望できる美しい丘でした。

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聖杯が沈められているという泉にもいきました。
この二ケ所ともすばらしいところでした。
副島さんの奥さんが
副島選手のことを必死に祈っている姿をみて
メダルをとれることを切に願いました。
自分で驚いたのですが
このパアースポットに着いてしばらくしたら
私は屋久島が恋しくなりました。
ここまで来て「なんで?」って感じなんですが
本当に屋久島の森の中が恋しくて恋しくてたまりませんでした。
恋人じゃないけど
ああ、私は屋久島が好きなんだなって
ちょっとあきれた感じで内心思っていました。
こんな遠くの地で屋久島に思いを馳せるなんて夢にも思いませんでした。

マラソン競技が終了したあと
私の心の中でスイッチが入りました。
そう、今度は自分の走る番だと。
澄み渡るロンドンの青空に深呼吸して
自分の新たなスタートを切った瞬間を感じました。
あと2ヶ月ちょっとで個展が始まります。
いろんな思いを心に入れて帰ってきたので
今度はそれを放出しながら自分の作品を
作っていきたいと思います。
パラリンピックのように勝ち負けはありませんが
自分に悔いが残らないよう全力でいきたいと思います。


副島夫妻には今回の大切な経験をさせていただき
本当に感謝しています。
このお二人と引き合わせていただいた村尾さん、
ほんとうにありがとうございました。
私がパラリンピックに応援に行くということで
まわりの人たちが少なくとも
パラリンピックや障がい者競技に興味を
持ってもらえるきっかけになりました。
そしてロンドンでお会いした副島さん応援団のみなさん、
楽しく、そして大事な思い出をありがとうございます。
また、みんなで会えるときを楽しみにしています。
これらすべての人に引き合わせるきっかけになった
切り絵にも感謝しています。
その感謝の気持ちを12月の個展で表せたらなと思っています!!

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2012年09月02日

切り抜き完了

9月になりました。
9月1日は愛宕神社に一日参りに行ってきました。
挑戦する人、新たに出発する人、いろんな友人たちの
これからがよくなるよう拝んできました。
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一日参り後は、夜まで切り絵の作業でした。
今日、やっと5月からやっていた連作の
切り絵の切り抜き作業が終わりました。
縦70cm×横2mのそれはほんとに大変でした。
大変でしたって言ってもまだ完成ではないんで
気は抜けないのですが・・・・
一段落したって感じです。
あとは下地と合体させる作業です。
どんな風にするか考え中です。

最近、作業の時に聴いているCDは
「屋久島」というCDです。
水の音や鳥の声などがただずっと流れているCDです。
今日まで切っていたのが屋久島の森だったので
そのCDを聴いていると4月に行った屋久島の
空気を思い出せて心が清々しかったです。

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ただ難点は
これを聴いているとものすごく
屋久島に行きたくなってしまうとこです(笑
posted by kaoru at 21:40 | Comment(0) | 日記

2012年08月28日

今年一番がんばるところ

今年の12月に東京で個展をします。
それは私にとって今年一番のがんばるところです。
今年は友人や知り合いが夏から秋にかけて
いろんなところで個展をします。
それは私にとって励みであり、
プレッシャーであり、
喜びでもあります。
みんなそれぞれがいろいろな思いで
自分の作品展を作り上げている様子をみるのは
本当に楽しいものです。
そして皆いい顔をしています。
ああ、自分もこんなふうにいい顔をできるように
準備しなくてはと思います。

9月、作品展ではありませんが
今年一番のがんばるところを迎える人がいます。
車いすアスリートの副島正純さんです。
9月に開催のロンドンパラリンピックに出場します。
今回いろいろ悩みましたが
ロンドンに応援に行く事にしました!
ツアーではなく航空チケットを買うと
こんなに高いんだって初めて知りました^^;
生まれて初めて一人で海外に行きます。
といってもロンドンでは副島さんの奥さんや
東京から応援に来られる方と合流するので
一人なのは飛行機の中だけです。
個展の支出でいっぱいいっぱいなのに
ロンドンに行って大丈夫か?って何度も何度も
考えたんですが、こんなときに行かないと
一生行くことないかなあって思い、行くことに決めました。
しかし、長いこと海外に行ってなかったので
パスポートは切れてるし、スーツケースはないしで
けっこういろいろバタバタでした。
バタバタでしたが作品作りもしなくてはならず
いろんなことを考える日々が続きました。
切り絵を初めてから海外に行く事がなくなりましたので
今回切り絵を始めて、初めての海外旅行です。
なにか心に響くこと、感じることなどがいっぱいあると
いいなって期待しています。
それが12月の個展に生かされたら
行った甲斐があるなって思います。

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posted by kaoru at 17:53 | Comment(0) | 日記

2012年07月29日

オリテキタ


切り絵を始めて6年が経っていますが
その間に数回、天から頭の中におりてきたことがあります。
何がおりてきたかというと何って説明できないんですが・・・(笑
とてもあやふやで抽象的なものです。
要するに切り絵の作品作りに関するヒントみたいなものです。
完全なカタチでおりてこないので
そこからかなり模索してそれがなんなのか探していきます。
このおりてくるタイミングというのが
本当にマチマチで、自分でも予想できずにびっくりします。
散歩中だったり、テレビを見ている時だったり、
入浴中だったり、葬式の時だったり・・。
べつに切り絵のことを考えていたわけではないのに
急にやってくるんです。
最初はなんなのかわからず、戸惑うのですが
だんだんそれが切り絵のヒントなのだと気づきます。
でもそれを全部うまいことカタチにできたわけではなく
半分はわからなかったり、実際にやってみると
そんなに大したことなかったりしました(笑

今日の朝、今年初めて頭におりてきました。
私は切り絵を制作するときにあるルールを課しています。
その中でいかに表現していくかを試してきました。
今日おりてきたソレはそのルールを破るよう言ってきました。
先ほども言いましたがそれはあやふやなので
どうやってそれを破り、新たな作品をつくるかは
おりてきていません。
しかし、これが頭の中におりてきたとき
なぜか胸が熱くなり、涙がとまりませんでした。
これがもしカタチにできたら
きっと自分の切り絵は生まれ変わると予感できたからです。
ただその道のりはきっとあまくない。
完成しないかもしれない。
でも、まだ見ぬこの未知のものに
涙を拭いながら、嬉しくて微笑んでしまいました。
今はB全2枚組の切り絵を制作しているので
それが終わったらさっそくおりてきたものがなんなのか
たしかめる旅にでかけようと思います。
個展までに見つかることを願いながら。
posted by kaoru at 14:16 | Comment(0) | 日記

2012年07月05日

歩こう、歩こう!

先日、友人がランニングシューズを買うのに
ついて行きました。
普通の靴はほしいなって思っていたんですが
友人につられてランニングシューズを買ってしまいました。
なんだかその靴を見ていたら
テンションが上がったのでついつい・・・
それで走ることはないんですが歩いてます。
でも歩きやすいので、走りたくもなります!
(実際、走ったことないですが)
切り絵で神経が疲れているときや
仕事で煮詰まったとき
この靴で歩くといくらでも歩けそうです。
登山靴とは違い軽くてクッションが気持ちいい感じです。
気分転換にとってもいいです。


個展のテーマや次回作の構想などを考えながら
歩くのはすごくウキウキします!

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今日、歩いていたときの雲です。きれいでした!

posted by kaoru at 22:24 | Comment(0) | 日記

2012年07月01日

一年の半分が終わり

もう半分が始まりました。
作品を作っている最中です。
梅雨のジメジメの中、紙を切っています。
この夏や秋に個展をする予定の人たちの
近況を聞いたりして
自分も頑張らなきゃって思っています。
作品の3分の1くらい切り抜いたかなあ。
完成はもう少しかかりそうです。


写真は今日行った
一日参りの愛宕神社からの眺めです。
今日は夏の御潮井受けという行事だったので
お清めの砂をもらって帰りました。

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posted by kaoru at 17:42 | Comment(0) | 日記

2012年06月24日

やっと

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一ヶ月半かかって切り絵の下描きが完成しました。
仕事が忙しく、片付けても片付けても終わらなくて
ここ一ヶ月は大変でした。
やっと仕事に一段落ついて
下描きの完成した切り絵にカッターの刃を入れました。
緊張の・・・いや、わくわくの一瞬です。
またこの作業が何日も続きます。
アトリエなんかないので、
この切り絵の作品が部屋の真ん中を占領します!
今回の作品は今までで一番大きく
額装するまでは、完成するかどうか
わからないくらい、難しい作品です。
頭ではいい作品になると思っているんですけどね。

雨の森を切っています。
さあ、どんな森になるのか
自分でも楽しみです。





写真は6月初めに久しぶりに行った九重です。
こういう体験が仕事や切り絵のバランスを保ってくれてると
最近はあらためて思います。
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2012年06月05日

新しい景色

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最近、よく山に登ります。
仕事や切り絵作業で忙しくなると
ものすごく山に行きたくなります。
仕事などで疲れているのに
山に行った疲れはなんだか清々しいです。
これで心も元気になります。
山に行く事で今の自分はバランスを取っているんだと思います。
山に登っていると
その先にある景色が楽しみでさらに上を目指します。
自分が想像もしていない景色が広がっていて
それを眺めている時間がほんとうに幸せなんです。

この先になにがあるんだろうという気持ちが
今までの私の行動の原動力なのかもしれません。
気になったら止まらないんです。
でも気にならなかったらぜんぜん動きませんが(笑
日本一高いところから見た景色はどんな景色なんだろうっていう
疑問で富士山に行きました。
自分の作品で一つの空間を埋めたらどうなるんだろうって
思って、個展をしました。
切り絵の作品ひとつひとつがその思いで作っています。
出来上がった景色が見たくて細かい作業をやっていきます。
12月の個展も東京でやったらどんなだろうっていう
思いつきからでした。
いたってきっかけはシンプルです。
同じ山に登っても新たな発見はあります。
水族館や動物園しかりです。
何か新しい景色をみたくて、先に進んでいきます。
新たな発見はほんとに楽しく幸せな気分にさせてくれます。


写真は先日行った英彦山です
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2012年06月02日

6月になりました

早いものでもう6月です。
切り絵の下描きに1ヶ月かかっていますが
まだ、できてません・・・
土日はこの下描きの時間にあてたいと思っていましたが
ここ3週間は仕事も忙しくて
休日も仕事をやっている日が多かったです。
仕事ではないけれど、やらなきゃならない事もあり
なかなか思うように作業ができませんでした。
朝早くや仕事が終わったあとの夜から作業をしていたりします。
作品がでかいだけに1,2時間やっても
あまり作品全体の見た目はかわりません(笑
ただ描いている時間は個展や作品に対しての
焦りや不安がなくなるので気持ちが安定しました。
ここ3週間はあまりにも忙しく
熱で寝込んでしまった日などもあり、泣きたい気持ちになりました。
仕事が忙しいことが悲しかったわけではなく
そのために作品作りがままならず
不安がどっと襲ってきて、精神的にきついのに
仕事で絵を描いていかなければならないことに
本当に悩んでしまいました。
頭ではわかっているつもりなんです。
仕事をがんばった分、そのお金で個展ができる!と。
でも、自分が思っているほど器用にそれを割り切って、
スムーズに仕事はできないんだということを今回は痛感しました。
私は仕事でイラストを描く事も好きだし、
仕事ではないこの切り絵を作る事も好きです。
どちらも基本は描いて作るものですが
心の置き所や絵に対しての気配りがかなり違います。
そして日々、その形は変わります。
そこがまた楽しいことでもあり、辛く、わからない部分でもあります。

昨日、愛宕神社の一日参りに行ってきました。
いろんなもやもやを持って登った階段の上から海を見て
少しだけ心が軽くなった気がします。
うまく仕事と切り絵を両立させていかないとなって思いながら
愛宕をあとにしました。

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ベランダのあじさいが咲き始めました。
挿し木して3年目を迎えます。
posted by kaoru at 13:38 | Comment(0) | 日記

2012年05月13日

3年前の自分、3年前の樹

今日、屋久島で見た樹をモデルに切り絵の下描きをしました。
実は下描きをはじめて2週間経つんですが
しっくりこなくて3回描き直しました。
なかなかできなくて、焦りました。
焦りというより不安で仕方なかったです。
個展を決めてから、会場費や東京滞在費など多くのお金がかかるので
本業の仕事もがんばっていました。
しかし、気持ちがなかなか作品作りに向かなくて
心のどこかですごく不安定な感じでした。
先日行った屋久島もすがる気持ちで行ったといってもいいくらいです。
今回屋久島に行った際、ぜひ見たいと思った樹がありました。
それは3年前に屋久島に行った時に初めて見た樹でした。
その年に樹を作品にしてギャラリーに展示しました。
今回またその樹を見に行きたいと思っていました。
そしてまた作品にしようと思いました。
3年前、実は怖がりの私はその樹を見に行ったとき、
途中で怖くなって樹の裏側まで見なくて逃げ帰ってしまったのです。
なんであんなに怖いと思ったのかはわかりませんが
足早にその場を立ち去ったのです。
なのにその樹のことがずっと忘れられず、
怖い気持ちと同じくらい
その樹を好きになっていました。
好きと言っていいのかわかりませんが、気になっていたのは確かです。
今回、3年ぶりにその樹に会いに行きました。
その森に入る入口にあった看板が完全に朽ち果てていました。
(3年前はまだかろうじて立っていました)
それ以外はなにも変わることなく
そこにその樹は立っていました。
樹の裏にまわって見ることもできました。
ああ、こんなすばらしい光景を私は3年前見ないで帰ったのか。
なんだか気になって気になってしかたなかったこの3年間の気持ちに
その光景が私を納得させてくれました。
雨にぬれたその樹を見て、もう一度この樹を作品にしたいと思いました。

今、3年前の自分が作ったこの樹の作品と
向き合って下描きを作っています。
描き直し3枚目にしてやっとしっくりくるものができそうな感じです。
まだ、全体の5分の1くらいなのでどうなるかわかりませんが・・・
その下描きを前にして、急に涙がでました。
まだ完成もしていないのに。
きっとここまで描けたことに安堵したのかもしれません。
個展を決めた1月からまったく作品を描くことができず、
焦りと不安だけが心の中でいっぱいになっていて
本当に怖かったから。
涙をながしつつ笑っていました。
ここまで描けたことが本当にうれしかった。
とはいえ、今描いている紙の大きさは2m×80cm。
かなり大きなものです。
きっと下描きも切る作業もかなりの時間がかかることでしょう。
まだまだ旅は始まったばかり。
あとはコツコツとやっていくだけ。

3年前の自分が表現した樹と今回表現した樹を早く並べてみたいです。
あと約7ヶ月。
やっと歩き始めました!
posted by kaoru at 00:32 | Comment(0) | 日記

2012年04月30日

雨降るやさしい島

屋久島から帰って1週間ほど経ちました。
帰ってきた次の日からがっつり仕事だったので
屋久島気分に浸っている余裕はありませんでした。
なので、もう屋久島に行ったことが
1ヶ月くらい前のような気がします。

今回、本当にトラブルがよく発生しました(笑
泊まる民宿の予約はすぐとれたんですが
フェリーがちょうどドック入りすることになって
急遽、ジェットフォイルの予約を取りました。
なかなか予約の電話がつながらず、
2日もかかってしまいました。
そのため、自分の車を持って行くことができなくなったので
屋久島での足を確保するためレンタカーを借りました。
こんなに行く前からいろいろ手続きをとったのは初めてでした。
まだなにかあるなって、すこし心の準備をしていました。
一週間前に軽く登った山で足を負傷して
かなりナーバスになりました。
(登山中、帰りの船でもいろいろありましたが・・)
友人が縄文杉を見に行きたいと言っていたんで
その足をひっぱってはいけないという
プレッシャーでいっぱいでした。
一人で行っているときは、気楽に日程を変えたり、
リタイヤできますが、今回は相手がいて
それぞれに見たいモノがある。
できればお互いの見たいものが、
無事に見れるようにしなくては
という思いが今まで以上に強かったです。
昔、友人3人で縄文杉に行ったときも
かなりプレッシャーに感じながら行ったのを思い出します。
結果、無事にお互いに見たいものを
ほぼ見る事ができたのでよい旅でした。


今回が6回目の屋久島でした。
6回目にして初めて登山時に雨に降られました。
大雨です(笑
屋久島はよく雨が降るといわれますが
私は一回しか雨に降られたことがありませんでした。
4回目の屋久島を自転車で走っているときに
夕立のような雨に降られたことがあります。
夏だったので、気持ちいい雨でした。

今回は登山中の雨でした。
2日目の登山、3日目の登山で降りました。
3日目はスタートから
本当にすごい雨でした。
傘をさしててもびしょ濡れに
なってしまいそうな雨でした。
そんな雨に最初は暗い気持ちだったんですが
ずっと土砂降りの中を歩いていると
雨にも慣れてきて、濡れても楽しかった
子供時代を思い出し、心が楽しくなりました。
途中、屋久杉を雨の中見上げたんです。
枝に当たった雨が大きな雨粒となって
自分の顔にどんどん当たりました。
たまに痛いくらい大きな雨粒もありました。
モヤで木のてっぺんがかすんでいて
そのかすんだモヤの中から
雨粒がどんどん落ちてくる。
なんだかその繰り返しを
顔をびしょびしょにしながら見ていると
6回目にして本当の屋久島を見たのかなと感じ、
胸が熱くなりました。
結局その後、危険なくらい大雨が降り続いたので
目的だった山頂に行くのを諦めて下山しました。
今回ぜったい見たい木が2本あって、
それをみることができたのでそれだけで満足でした。
きっとこの山頂はまた次回挑戦しないさいという
屋久島からのメッセージだったのかもしれません。

昨日から屋久島の作品の下描きに取りかかりました。
一回目の下描きは満足いかないものでした。
自分が感じた屋久島の森の雰囲気に近づくように
また今日も挑戦します。

あの雨の森を心に入れて持ってかえってこれたことは
本当に幸せなことでした。
あの森をいつか作品にできたらいいなって思います。


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posted by kaoru at 11:52 | Comment(0) | 日記

2012年04月18日

3年ぶりの再会

今日の夜から屋久島に行きます。
車で鹿児島まで行ってそれから
船に乗り、明日の午前中には屋久島にいる予定です!
3年ぶり6回目の屋久島になります。
すごくウキウキした気持ちと
緊張と半々です。
いつもこんな感じです。

このために4月に入ってからはいろいろ片付けることで
いっぱいいっぱいでした。
でもちゃんと一日参りにはいきました。

12月の個展のために
いろんなものを吸収してきたいと思っています!

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posted by kaoru at 18:04 | Comment(0) | 日記

2012年03月22日

今年第一作目

先月、今月と仕事が忙しいです。
家に帰るのも遅いし、休みの日も仕事だったりします。
でもその中で、個展に向けて作品作りも始動しました。
2年前作った同じモチーフを今の自分がどう作るのかに挑戦しています。
2年前に作った作品がなんだか心残りだったので
もう一回作り直してみたんです。
同じ画材で下絵を描きましたが
全然違うものになりました(私から見てですが)。
仕事が終わった後、夜から切ったりしていましたが、
久々の切り絵は楽しかったです!
切っているうちにモチーフになっている屋久島に
また行きたくなりました。

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2012年03月13日

3月11日

普段通りの朝を迎え、
午前中に掃除と洗濯をして
昼から資料をもらいに外出し、
16時頃、家に戻りました。
テレビやラジオでは一年前の地震の特集が
あちこちで放送されていました。
一通りチャンネルをまわして、
その後電源をオフにしました。

テレビを消して、インストの曲をかけながら、
あと3日後にせまった「Flower展」の作品の額装をはじめました。
去年、地震が起こったあと、切り絵を制作することができなくて、
というより、そういう考えになれなくて、
そんなとき自然に描いていたのが花の絵でした。
鎮魂の意味で描いていたのかもしれなかったけど
なぜか自分の心が穏やかになる気がして
時間があるときに、ちょこちょこ描いていました。
月日が経つにつれ、切り絵を作れるようになり、
その反対に花の絵は描かなくなりました。
しかし、あの花を描いていた時間は自分にとって
本当に大事な時間だった気がします。

今回展示する会場が空いていたので、
去年、描いたその花の絵たちを展示しようと思いました。

私にとって、何かを終わらせて
そして何かを始める儀式なのかもしれません。

でも復興は終わったわけではないので、
チャリティ活動はまだまだ続けていくつもりです!

切り絵ではない作品をある程度の数揃えて展示することが
初めてなのでなんだか不思議と胸が躍ります!

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2012年03月04日

みんなにありがとう

2月末、第5回にょろぺチャリティポストカード展が終了しました。
今回は1回目に開催した喫茶店での開催でした。
最初は30人弱の参加者が、今回は90人近くに増えていました。
ポストカード展は本当にたくさんの方と関わって、
そして助けていただいてできたものでした。
搬入、搬出を繰り返し、
ポストカードを仕分けして、
作家さんのプロフィールを制作し、
メールで連絡事項を伝える。
参加人数が増えて、作品が増えることは嬉しかったけど
その分、作業は増えて、時間もかかるようになりました。
仕事のあいま、時には仕事を止めてポストカード展に
時間を割きました。
そんなとき、友人や参加者の方たち
同じ事務所の人たちが助けてくれました。
実際、きつくて泣きたくなる時もありました。
でも助けてもらって、それがうれし涙に変わったときも多々ありました。

今回の義援金を郵便局へ振込に行ったとき
「もうすぐ一年になりますね。
最近は本当に義援金を振り込まれる方が少なくなりました。
この活動は定期的にされているんですか?
本当にありがとうございます。」
と笑顔で言われたとき、自分自身だけでなく
私の後ろにいるたくさんの人たちに言われた気がして
すごく胸が熱くなりました。
やってきて本当によかったなって思いました。

きつかったけど、きっと自分にとって
いい経験になったし、
いろんな人たちと関わってつながれたことは
本当に財産だなって思います。
ポストカード展に区切りをつけて
あと10日後のグループ展を終了したら
本格的に個展の準備にかかろうと思います。

ポストカード展の報告はコチラ

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久々に志賀島に行ったときに見た夕日です
posted by kaoru at 23:45 | Comment(0) | 日記